天と地と人が織りなす蕎麦

開田高原は火山灰土からなる土地で、稲作や小麦などの栽培にはなかなか適しません。昼と夜の寒暖差が大きい冷涼な気候は蕎麦作りに適し、香りや味、旨味の強い締まった蕎麦の実を育てるといわれています。このような環境で育ったそばは「霧下そば」とも言われ、良質なことで知られています。
また御嶽山からの天然水を水源とし、天然の蒸留水とも呼べる程の軟水を使用しています。
霧しなが使用するこの軟水が蕎麦の旨味を引き立てます。このようにして作られる「天と地と人が織りなす蕎麦」の原点が、開田高原に揃っています。

急激な寒暖差によって生まれる『霧』。これはおいしいそばを育てるための代名詞とも言えます。おいしいそばを生むために欠かせない条件として『寒暖差』が挙げられます。昼間に成長するそばは夜の気温が低いと日中に蓄えた栄養分を貯め、おいしさを実に蓄えます。
霧しなのある信州木曽 開田高原は御嶽山の麓標高1200mに位置。天に近く、昼夜の寒暖差によりしばしば深い霧に包まれます。

霧しなで使用している水は御嶽山の伏流水を水源としています。
そばづくりで最適な水とは本来持っている風味(香り、甘み等)をそのまま引き出すために、ミネラル含量の少ない軟水が良いと言われています。御嶽山の伏流水はそばづくりのためのような水で、硬度が極めて低く日本でも有数の軟水です。
霧しなでは、この伏流水を水源としてそば作りに使用し、おいしいそば作りに励んでいます。

その地域にあるそばを守り抜くのはとても大変な作業になります。
そばは他花受粉の植物なので、他の地域のそばが交雑してしまいやすい植物です。
開田高原の先人達は、当地のみで栽培されている玄そばの在来種「開田早生(かいだわせ)」を守り抜いてきました。
(開田早生…種苗法にて長野県により2005年品種登録)

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